誰にお金を払うか。それが未来を決める。
車検の見積もりから見えた、地域とのつながりに投資するという選択。
先日、車の車検の見積もりを取る機会がありました。
ディーラーと地元の整備工場。
提示された金額の差を眺めているうちに、ふと考え込んでしまいました。
私たちが何かを選ぶとき、そこには単なる「消費」以上の意味が隠れているのではないか、と。
1. 目の前に並んだ「二つの選択肢」
車のリコール対応でディーラーを訪れた際、ついでに次回の車検見積もりを出してもらいました。
対応は丁寧で、車への愛着もありますが、提示された金額はやはりそれなりに高額です。
一方で、以前からお付き合いのある地元の整備工場でも相見積もりを取りました。
結果は、ディーラーの約3分の2ほどの金額。
純正部品ではないなどの条件の違いはあれど、無視できない価格差です。
2. 「代車」というブランドか、「繋がり」という未来か
ディーラーで車検を受ければ、代車も最新のモデルが用意されるでしょう。家の駐車場にそのメーカーの車が停まっていることに価値を感じる人もいます。
しかし、私が天秤にかけたのは、そうした「機能的な価値」だけではありませんでした。
ディーラー: ブランドの安心感はあるが、彼らは自社で集客する力を持っている。
地元の整備工場: コミュニティの繋がりが深く、お互いのビジネスを支え合う関係性がそこにある。
3. 消費行動は「自分を売る」チャンスである
私の仕事も、その多くは「紹介」によって成り立っています。
だからこそ、自分が誰かにお金を払うとき、それが単なる支出で終わるのか、それとも自分のビジネスへの「リターン」に繋がるのかを、無意識に計算してしまいます。
「どうすれば安く済むか」ではなく、「この支払いは、自分のビジネスにどうプラスになるか」。
ディーラーに払うお金と、地元の経営者に払うお金。
どちらがより「自分というブランド」を広めてくれるか。
そう考えると、答えは自然と見えてきました。
4. 悲しきかな、経営者の職業病
買い物ひとつ、食事ひとつとっても、純粋な「消費者」に戻れない自分に、時折少しの寂しさを感じることもあります。
ブランドを買うことよりも、自分のブランドをどう売るかを優先してしまう。
けれど、これこそが「商売をして生きる」ということのリアリティなのかもしれません。



